墨アート
■ 結廻木
当施設には、壁一面に描かれた墨アートがあります。
大きな木の幹は軸。枝は縁。軸はブレずに枝を伸ばし縁を紡いでいく。GOLDの円は太陽や月を表し、陽はまた昇り、廻っている様子(自然の循環)を連想させる。
〜内容〜
今生きているということ あなたと手を繋ぐこと あなたの手のぬくみ 人は愛するということ いのちということ 今が過ぎていくということ 今どこかで産声があがるということ
谷川俊太郎の詩 生きるより
心は歓びに酔う
ポール・ヴェルレーヌ、バイロン、アルチュール・ランボーの詩より
ひとつの接吻は百年の喜びをもたらす
雲は彼方の陽を浴びて深々と柔らかな色に染まる
そしてふたりは手を取り合って逍遥いあるく
唇は嘆きに開かれることなく 瞳は涙に目覚めることなく
愛に満ちた胸をささやく
美しさは影となってあらわれる
宿る光が垣間見える瞬間
ひとての影の重なり
一筋の光のうつろい
言いようもないうるわしいものの影は輝き匂ふ
月の光に溶け消える
葎の中に日が射して、蒼く月かと思う草の影が映ったが、ちらちらと紅来り、黄来り、紫去り、白過ぎて、蝶の戯るる風情して、偈に斑はんと印したのは、はや咲き交じる四季の花。
忽然として天開け、身は雲に包まれて、妙なる薫袖を蔽い、唯見るとうずたかき雪の如く、真白き中に紅ちらめき、みつむる瞳に緑映じて、颯と分かれて、一つ一つ、花片となり、葉となって袂に匂ひ、胸に咲いた。
月影が射したから、ふし拝んで、心を籠めて、透かし透かし見たけれども、みまわしたけれども、みやったけれども、ものの薫りに形あって仄かに幻かと見ゆるばかり、雲も雪も紫も偏に夜の色に紛るるのみ。
黒髪の花唯一輪、紅なりけり月の光に。月を浴びてろう長けた優しい顔。咲き満ちたまま、ゆらゆらと前へ出たように覚えて、人の姿は遠くなった。かくて胸なる紅の一輪を栞に、傍の芍薬の花。
泉鏡花《薬草取》
この雨は間も無く霽れて、庭も山も青きびろうどに蝶花の刺繍ある霞を落とした。
なまめかしい草の上、雨のあとの薄霞、山の裾にたなびく中に一張の紫大きさの月輪の如く、はた菫の花束に似たるあり。
日の光射すムラサのかげを籠めた俤は、几帳宿る月の影、雲のびんずら、簪の星、丹花の唇、芙蓉のまなじり、柳の腰を草にすがってあ、たんぽぽの花に浮かべるさま、虚空にかかった装いである。
泉鏡花《春昼後刻》
人を好くということは愉しいことでございます。
室生犀星《蜜のあわれ》
ふるさとは遠きにありて思ふもの
室生犀星の詩 小景異情(その二)より
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶられて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
一期一会
Once in a life time meeting
Treasure every encounter for it will never recur
Help ever hurt never
Run-run Waku-waku
如何に生きるか(ニーチェの言葉)
永遠の存在
無常
存在し続ける
至上の愛星に願いをかける時
心の底から願えばきっと叶う
When you wish upon a star
Makes no difference who you’re
Anything you heart desires
(星に願いをより)虹の向こうの空は青く信じた夢は全て現実のものとなる
Somewhere over the rainbow skies are blue and the dreams that you dare to dream really do come true
(虹の彼方により)Saying how do you but they’re really saying I love you
And I think to myself What a wonderful world (この素晴らしき世界より)宝石でも 磨かなければ錆びてしまう 朝晩心を磨いて 日々を生きて行こう 正直な人は 後々いつまでも 願いごとが叶えられ 永遠に栄えるだろう
何事も為せば 成るものではあるが 為さぬことは いつまでも成らない
沖縄民謡てぃんさぐぬ花より
書道家
白石雪妃 https://setsuhi.com/